日本翡翠情報センター(糸魚川翡翠・ヒスイ海岸・翡翠勾玉・翡翠大珠・ひすい)

日本翡翠と勾玉、天然石の専門店《ザ・ストーンズ・バザール》が運営する日本翡翠専門のホームページです。『宮沢賢治と天然石』『癒しの宝石たち』『宝石の力』(ともに青弓社刊)の著者・北出幸男が編集・制作しています。(糸魚川翡翠・ヒスイ海岸・ヒスイ採集・翡翠勾玉)。

窓辺に天然石を飾る

窓辺に天然石を飾ろう 窓辺に10センチ弱の幅があれば、そこが自分だけの天然石ギャラリーになる。石たちは飾られると喜ぶ。石たちが喜ぶなら人もホッとできる

日本翡翠原石 日本翡翠原石は窓辺によく似合う。ただ置いておくだけで様になってしまう

頑丈という利点 日本翡翠原石は直射日光に強く、汚れたらタワシをかけて洗えるほどに頑丈という利点もある

古代風熊の彫刻と恐竜の卵 古代風熊の彫刻と恐竜の卵。両方とも立派さに感動して香港から運んできた

物語がうまれる 自分の好きなものを好きなように並べると窓辺に物語がうまれる

水石 この石は水石(すいせき)のひとつで天然にうがたれたた窪み「たまり」が有名

天然石を窓辺に飾ると「気」の通りがよくなっていいことばかりが起きる。これはそういうことについて360度全方向から「夢見」した特集です。たくさんのことを短い文章で並べてあります。ひとつふたつ琴線に触れる部分が見つかると思います。そこでは人と石との間で和音がかなでられ、美しい風景が開けていきます。

かつて購入した水晶原石や鉱物標本が、箱にいれたままになっていたり、部屋の片隅でほこりをかぶっているのであれば、それらを窓部に飾る。机の上や本箱に飾ってあるものも、ときには窓辺に置いてみる。そうするだけで、天然石とそれまでになく親しくなれます。見慣れた部屋に新鮮で気持ちいい風が吹くようになります。

天然石を飾るにはインテリア雑誌にあるような立派な出窓である必要はありません。窓際に10センチ程度の幅があれば天然石を飾ることで小さなギャラリーが誕生します。小さな鉢植え、好みの小物といっしょに天然石を並べると、石たちが語るいろいろな物語を聞いたり、目にしたりできるようになります。

窓辺に天然石を飾るには、2つとか3つ4つを選んでひとつの景色になるよう心掛けます。窓辺に飾られた石たちがホッと溜め息をつくとき、私たちもホッとできます。

窓辺に飾った石たちを眺めて「美しい」とか「感じがいい」と思えるのであれば、石たちと自分とが共振しているということ。そんな日には天の恵みと思えるような出来事も起きやすくなります。

窓辺に飾った天然石と気持ちをかよわせるよう眺めると、行き詰まっていた仕事の打開策がえられたり、面倒な人間関係を組み直すアイデアがひらめいたりします。

天然石の幾つかを窓辺に飾ると、家や部屋で過ごす時間が楽しくなって、気持ちのいい毎日を送れるようになります。窓は「気」が出入りする場所。窓辺に天然石を飾ると邪気の侵入を防ぎ、福気をためられます。おおまかな目安は、加工品でも原石でも、先の尖ったものは邪気や悪気を遠ざけるのに役立ち、丸いものは幸運・金運など福気をためるということ。「気」をよく知る人たちは、いつも窓辺の「気」に気配りしています。

「気」に敏感な人たちは部屋が「気」を呼吸していることを知っています。気が澄んだ部屋ではくつろぎやすく、邪気をはらんだ部屋では息苦しくなります。窓辺に天然石を飾ると石たちが邪気を浄化してくれます。気分がふさぎがちだったり、気力が衰えて回復しずらいとき、ものたりない感じがするとき、窓辺に天然石を飾ると元気良さを回復できます。

窓辺に飾った天然石の美しさを喜べるようになると、世界の美しさに気持ちが向くようになります。空の色、風の音、草花の色香、など、美しいものをたくさん発見できるようになります。生きていることに退屈しないですみます。

窓辺の石たちが美しく調和していると感じられる日には、きっといいことが起きます。石たちの調和が触媒となって、自分と周囲の世界との関係性が整っていくからです。

石と向き合う。ちょっと大袈裟にいうなら地球と向き合うことであり、そのまま自分と向き合うことにつながっていきます。自分と向き合ってはじめて、自分の全体をまるごと受け入れる生き方があることに気付けます。

パワーはどこにでもあって、美しいと感じるのは良いパワーがそこにあるからです。気持ちがいいのであれば良いパワーと身体が呼応しているからです。人類はそのように感性を育ててきました。窓辺の天然石と親しむとそういうことがわかってきます。

窓辺に飾った天然石を見ていると、あるときふいに「見る」とはどういうことかがわかるようになります。それまでの私たちは眺めているだけで、じつは何も見ていなかったことを発見できます。「見る」から「見入る」「魅入る」へとステップ・バイ・ステップで自分が高まっていくと、日常性の背後にある精神宇宙の豊穣さや、存在の根源にある慈愛のようなものと出会えます。

窓辺に天然石を飾る。うすぼんやりと石たちを眺めていたことに気付く。そういう時間を持てるなら、石たちがパワーを放射している風景を眺められるようになります。

窓辺に飾った天然石を眺めていると、白日夢に似たひとときが訪れる。われにかえって夢想を忘れてしまうのではなく、白日夢のなかで語らった人や別の土地でのできごとなどを思い出すよう努めます。それらと「今」とのつながりを理解することで、新たな明日の糸口がみえたり、自分をより深く理解するためのヒントを見つけられたりします。

窓辺に飾った石たちと共振するとき、ぼくたちは遠く離れた異国の誰かとも共鳴しあっている。地球のあちらやこちらに自分と同じ感性の人間が何人かいる。人類は60億人もいるんだから驚くにあたらない。

窓辺に石を飾ることのコメント、もしくは効用はもっともっといっぱいある。つづきはそのうちまた、ということにしておこう。窓辺に天然石を並べて、こうしたことどもを体験するのと、体験しないままに朽ちていくのとでは、みかけは同じような人生でも、ものすごく大きな違いがあります。

石たちの並べ方

ピクチャーストーン ピクチャーストーンのような存在感のある石を窓辺に飾ると、部屋の品位も高まる。丸玉は福をためる装置として有効

小皿に入れたさざれ石 小皿に入れたさざれ石の上にお気に入りの天然石小物を飾って窓辺に置くと可愛い

サムネールボックス 小型の鉱物標本「サムネールボックス」は直射日光の当たらない窓辺に展示する

鉢植えといっしょに 天然石を鉢に入れたり、サボテンなど小型の鉢植えといっしょに飾ると気持ちがなごむ

水晶球 水晶球は集光する恐れがあるので、直射日光の当たる窓辺には置かないほうが無難

窓辺に天然石を飾るには、一切構成を考慮しないで持っている石たちを3、4個並べます。それでもそこには無意識による演出がなされて、石たちは天へと昇っていく音楽を奏でます

窓辺に天然石を飾るのに、ちょっと凝ってみたい場合は、適宜な大きさの板やランチョンマット、ハンカチ、などを用意して、好みの石たちを配置します。気持ちにしっくりとなじむよう配置を整えると、月の庭園もかくやと思えるような小宇宙が生まれます。

原石を複数個飾るには、一番大きいのを中心に置く。次に大きいものを向かって右か左に、小さなものを残りの側に置くと、バランスがよくなります。この3つは陰と陽と動因があって世界が転変していくことをあらわしています。天・地・人の三位一体をあらわすともいいます。窓辺の石たちの構図が整うと、自分の世界もそれに伝染したかのように共振します。停滞していた日々から抜け出して新しい出来事にむかえるようになることでしょう。

水槽に入れる白砂を敷いた水盤に1個、ないし3-4個の天然石を飾りつけて窓辺に置く。石たちのハーモニーを楽しめます。白砂は熱帯魚店で購入可。

原石といっしょに鉢植えのサボテンや多肉植物、切り花を飾ると、窓辺がいっそう華やかになります。午後とか朝の光のなかで、パワーが踊る様子を眺められます。

植木鉢に天然石を飾って窓辺に置くと手間いらずの盆栽(?)になります。町なかのアパートやマンションに暮らしていると、自然と触れあう機会は減っていくいっぽう。身近に自然がないと心は小さくなっていきます。窓辺に天然石を飾ると疲れた心を癒せます。

間仕切りのあるプラケースを利用すると、小型鉱物標本などは立体的にディスプレーできます。てきとうに飾ってもセンスよくみえるので来客時に効果的。

窓辺に天然石を飾る。サムネールボックスはたくさん集めても場所をとらないのが大きな魅力(サムネールボックス:3センチ立方の透明プラケース入り鉱物標本)。

小皿に水晶やローズクォーツのさざれ石を敷いて、小型のピラミッドやハート、天使像などを盛りあわせるようにディスプレーすると、窓辺のおしゃれなインテリアになります。

窓辺には枕と同じほど大きい原石から、3センチ大のサムネールボックスまで、好みの原石や天然石加工品を他の品々といっしょに飾れます。中傷・嫉妬・妨害をさけたいのであれば水晶クラスター。みんなから愛されたい、意中の人と仲良くなりたい、貯金をふやしたい、のであれば丸玉を選びます。

風水的考察

辟邪 天然石の剣や水晶クラスターのような先の尖ったものは、窓辺に置くと辟邪となって魔を退散させる

水晶ポイント 水晶ポイントのように立てにくい天然石は植木鉢に立てると飾りやすくなる

ブルークリスタル 小型の鉱物標本「サムネールボックス」は直射日光の当たらない窓辺に展示する

鉢植えといっしょに 天然石を鉢に入れたり、サボテンなど小型の鉢植えといっしょに飾ると気持ちがなごむ

水晶球 水晶球は集光する恐れがあるので、直射日光の当たる窓辺には置かないほうが無難

窓辺に天然石を飾ると運勢が好転する。風水的に検討するとそうなります。天然石は邪気を祓う。土地・家・部屋・人を浄化する。運勢が伸びていくのを押さえていたネガティブな要素が消えるので、必然的に運勢が好転します。

風水関連の本には、すべての不幸災難は土地や家、部屋の風水の悪さが元凶だといわんばかりのことが書いてあります。運勢の低迷・子供の成績低下・事業の失敗、などなど、みんな風水が原因だと。そんなことはないだろうけれど、家や部屋の風水に気配りすると、家にいるのが心地好くなります。窓辺に飾った天然石が部屋の気を整えます。

家にいてもイライラするばかりでおもしろくないというのは、部屋の「気」がネガティブな状況にあるからかもしれません。風水ではこれを「サツ(殺)」といって嫌います。サツは気力を萎えさせる、疑い深くなる、など、精神的なダメージばかりでなく、出世運・金運・勝負運なども低下させるといわれています。窓辺に飾る水晶が邪気の侵入を防いでくれます。

気持ちが落ち着かないと不安が増します。心配事が重大に感じられて、夫婦関係や仕事仲間との間にひびが入りやすくなります。夫婦の不仲は子供の成長に取り返しがつかないほどの悪影響を及ぼします。窓からのサツの侵入を防ぐには、水晶クラスター、金剛杵 (バジュラ)・金剛杭(プルパ)など、先の尖ったパワーオブジェクトを窓辺に飾ったり、鏡を鏡面を外に向けて置く方法も好まれています。信じなくてはならないという話ではありませんが。

窓辺に飾る天然石は風水的に大きな価値があります。(1)玄関と居間の窓が一直線につながっている、(2)窓が通りから覗かれる位置にある、(3)隣のビルから見下ろされる場所に窓がある、(4)窓をあけるととなりの家の壁がある、(5)道路に面した窓から騒音が入ってくる、(6)北風が窓から吹きいってくる。などの状況は心理学的にみても、精神的に不安定になりやすいといえます。

窓辺に天然石を飾ることを教わって本当に良かった。あれで私の人生は変わった、ということになるといいと思います。石たちには大きなものに向かって意識を育てていく力があります。石たちと自分を結ぶことで人生はより豊な方向に進展していきます。

ミニチュア磐座